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Net assets as of the end of Nov ,2021

いつもお世話になっております。リアル桃鉄な人生の運営者です。

11月に入り一気に寒くなりましたね。2021年度11月の運用状況を発表させていただきます。

今月の運用状況報告は11月の寒さ同様、非常にfreezingな内容になっています。私の株人生史上もっともfreezingです。投資家のみなさまは心してご覧ください。

運用状況報告

Summary

  • 純資産は先月と比べて60万円減少
  • 保有株($APPS $PLTR)の評価額が100万円減少
  • 現在-20%程度の含み損を抱えているが、まだ許容範囲。
  • 中小グロース株がコロナ変異種やtax loss sellingの影響で売られ過ぎているが、企業の本質的価値に変化はなし。むしろ長期金利の上昇が一服して株価のリバウンドの上昇余地を広げている。
  • 12月も引き続きcash0でナンピンを続ける方針
  • 総資産の16%を使った短期枠の指数のトレードを再開予定

①Net assets

 2021年度11月のnet assetsは4,284,507円です。 以下はnet assets の推移です。

net assets

純資産は先月と比べて約60万円ほど減りました。今月は労働収入から30万円分の純資産への寄与があったのにも関わらずです。もう少し細く言うと、11月初めには約40万円ほどあった含み益が今や-60万円の含み損を抱えています。

原因は後述しますが、ざっくりいうと、保有株$APPS $PLTR $AMATの決算が全てミスりました。(ミスったと他の投資家から判断されました。)さらには、暗号資産BTCとETHの謎の暴落。さらには、コロナ変異種Omicron株の出現によるマーケット全体の総悲観により保有株の株価が下がり、さらにそこにtax loss selling による下落が追い討ちをかけました。

②Asset allocation

Asset allocation

net position : 100% (cash position : 0%)

$APPS $PLTR のナンピンを繰り返した結果、11月の途中でcashが尽きました。

③Balance sheet

Balance sheet

Total assets  4,584,507yen
Total liabillities 300,000yen
Net assets 4,284,507yen

  11月の途中で自己資金が尽きたため、新たにわずかながら資金調達をしました。SoftBank Groupの孫さんいわく、総資産に対する負債の割合が25%前後であれば、財務は健全だそうです。(直近の同社の決算説明会より)

負債の割合が25%というのは、実際にどのぐらいのレベレッジがかかっているかいうと、約1.33倍です。

個人的には、1.33倍のレバレッジを常にかけるのは避けて、株価が暴落している時、すなわちビッグチャンスの時に最大で1.33倍のレバレッジをかけるのは非常に合理的だと考えます。

総資産の25%というのは、我が社でいうところの100万円ぐらいです。現時点で30万円の負債があるので、あと70万円ぐらいは負債を追加しても問題ないと考えています。

④P/L 

P/L

$AMATを利確しました。同社はFQ4,2021の決算でEPSおよびrevenueがコンセンサスを超えられなかったので、決算発表直後に全売却しました。

⑤Unrealized gains and losses

gains and losses  

含み損-60万円。$APPSなんて決算前では+60%ぐらい含み益があったのに今や含み損を抱えています。

2021 YTD performance including unrealized gain / loss

+2.32% (+42,717en)

いやぁ、完敗です。はでにやらかしました。2021年度のパフォーマンスはインデックスに負けてしまいそうです。先月までの50%を超えるパフォーマンスは中小グロースが崩れたせいで一瞬で無くなりました。

⑥Revenue growth

Revenue growth

株の運用の調子が悪い時でも、労働から得られるキャッシュフローは一定です。こういうときのために労働は存在するのだなと痛感しました。

保有株の下落理由の考察

以下では、主要な保有株である2社について決算直後に株価が暴落した理由をざっくり解説します。

$APPS(digital turbine : デジタルタービン)

$APPSは直近の決算直後から21年11月末時点で約40%下落しました。その主要な理由としては、3つ考えられます。

1つ目は、決算で発表されたガイダンスのEPSがアナリストの予想を超えられなかったこと。正確には、予想$0.43に対して同社が提示した数字は$0.41~$0.44のレンジ。すなわち、予想に一致という結果でした。

2つ目は、今期のEPSが赤字化してしまったことです。同社は2019年19月に黒字化を達成しており、そこから着実にEPSを増加させてきました。それが今期はadcolonyやfyberの買収費用がかさみ赤字になり、それに伴いTTMのEPSも減少しました。

3つ目は、gross profit margin の低下です。同社は買収に伴い利益率が大幅に低下しています。利益率は20年6月には44.32%あったのが、が今や30%まで低下してます。

以上の3つの要因をうけて、21年11月3日の決算発表直後に大暴落したと考えられます。

しかし、これらの負のファクターがあれど、私はナンピンをし続けていますし、1年以内に今の株価から2倍になっている可能性もかなり高いと考えています。

なぜ私がこれだけ$APPSを推すのか、さらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

lifeisafarce.hatenablog.com

$PLTR(palantir technologies : パランティア・テクノロジーズ)

$PLTRは直近の決算から21年11月末時点で約25%下落しました。直近の決算ではrevenue,EPS,guidanceともにコンセンサスをbeatしてました。それではなぜ、このようなパーフェクト決算にも関わらず、株価が下落したのでしょうか。

まず1つ目の理由として、revenueの成長率の鈍化です。下記の画像は$PLTRのYoYの売上高の成長率の推移です。前回の決算は成長率が49%ほどあったのに対して、今期は35%と、グロース株にしては少し物足りない成長率となりました。

PLTRの売上成長率

ほかの要因としては、technical的に非常に悪いチャートをしてます。同社は20年9月のIPOから、大きなtriangleのなかでレンジとなっていました。その三角保合を決算直後に下に抜けてしまったが故にズドーンズドーンと引き続き売られています。

PLTRのチャート

⑧今月の反省点

今月は、はじめて月単位でnet assetsが減少しました。今までは、多少損しても運用額が小さかったため、労働収入で無理やりチャラにできたり、ナンピンすることができました。しかし、今月はそうはいきませんでした。改めて自分が運用してる額の大きさを知りましたし、リスクヘッジの大切さを痛感しました。

21年下半期から、実験的に集中投資の戦略を取りました。それがかえって仇となり大きな損失を出すこととなってしまいました。

とはいえど、今後も分散投資よりも集中投資の戦略をとっていく方針です。今月は-60万円ほどの含み損を抱えてると前述しましたが、これは投資額に対して-20%程度です。正直、集中投資の戦略ととっている時点で、-20~30%ぐらいの下げは想定内のことでした。

最近こんなtweetに出会いました。

https://twitter.com/Joehark54/status/1463610072731430920?s=20

$TSLAは11年前のIPOから、-50%の下げを1回、-40%の下げを2回、-30%の下げを5回経験して、現在289倍になったそうです。

どんな決算ピカピカの企業でも、マクロ環境や単なる需給、ないしは投機的な動きに巻き込まれて-20%下げることはザラにあるのです。

私が保有してる$APPS $PLTR はいずれも業績が素晴らしいです。このfundamentalが揺るがない限り私は手放しませんし、株価が逆行することがあれば喜んでナンピンし続けます。

⑨今後の意気込み

今年のパフォーマンスはもう諦めましたが、今が2〜3年後への仕込み時。決算強い中小グロースが売られすぎてます。恐怖に負けるな。企業自体の本質的価値は変わっていません。今のマクロは今後2〜3年後からしたら、ただのノイズです。

もう、キャッシュは尽きましたが、ひたすら労働して、ひたすらナンピンするのみです。こうなってくるとやることはシンプル。勝ちが見えてるからこそナンピンする。がんばれ労働。

あとは、長期枠の個別株だけに対してフルインベストメントするのはちょっとコスパが悪いと言うか、あまりにも愚直すぎると言うか、sharp ratioが低いので、$SPXL $SPXSを用いた短期枠での指数のトレードも近いうちに再開させます。(総資産の16%を使って)

2021年12月の目標はnet assets 450万円。