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株における3つの投資基準

今回は、一般的な株における投資基準について記述したいと思います。どの会社を選別してどのように投資をすればよいのかについて少しでも参考になれば幸いです。投資基準はざっくり3つあります。

 

①マクロ経済でのトレンド

ファンダメンタル分析(fundamental analysis)

テクニカル分析(technical analysis)

 

 

以降では、これらの投資基準について順に解説していきたいと思います。

 

①マクロ経済でのトレンド

無数にある会社の中から、投資したい会社を選別するときに、まずマクロで見て、市場のトレンドに乗っているような会社を残して、それ以外は論外として排除します。例えば、2021年において、地方銀行の株価は今後上昇するでしょうか。インターネットバンキングが普及しだし、かつキャッシュレスが主流になった現代において、わざわざ地方銀行のATMにいって、給料日に現金を引き出すような人間は少なくなってきていますよね。そのようなマクロ環境の中で、地方銀行に投資をするのは愚行だと思います。ソフトバンクグループの孫さんが言っていたように、マクロで見たときに構造的に成長する産業に投資をするのは必須だと考えます。

 

②fundamental analysis

次に、会社の過去の業績を見ます。企業が3ヶ月に一回出す決算書(profit and loss statement,balance sheet,cash flow statement)をみて、EPS,Revenueの増減などをチェックします。fundamentalがしっかりしれば、株価は長期的にあがる確率は高いので、ざっくりとチェックします。

 

③technical analysis

次にチャートの分析をして、短期的に買うタイミングを決めます。いくら、その会社が市場のトレンドに乗っていて、fundamentalがしっかりしていても、買うタイミングを適当にして、高値づかみしてしまったら、利益が少なくなってしまいますよね。ですので、いわゆるindicator(moving average,rsi,macd,bollinger bands  etc)などを用いて、統計学的に買うタイミングを見図ります。あくまでも、統計学なので、絶対的に株価の行方を判断することはできませんが、確率論的に株価の動きを予測することができます。

自分は、最初はtechnical analysisに関しては懐疑的でしたが、「市場参加者がもし同じindicatorに従えば、買いのタイミングで皆が同じ判断をして、結果、株価もそれと同様の動きをする」ということを知って、機関投資家が使うような代表的なindicatorを覚えておけば、かなり有効な武器になるのではないかなと考えています。

technical analysisについて、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

lifeisafarce.hatenablog.com

fundamental analysisとtechnical analysisの欠点として、過去しかみれないことが挙げられます。すなわち、その企業の未来を評価できていないということです。これはCathie Woodが言っていたのですが、その企業の破壊的イノベーションにより、新たに開拓される市場規模に対して、現在の株価が乖離しているときに、今の株は買いだと判断するようです。要は、過去ばっかり見ているのではなく、ある程度、その企業の生み出すイノベーションを予測してみて、投資の判断基準にするのも大切だと考えています。特に、IPOしたばかりのグロース銘柄に関しては、決算もチャートもないので、上記の考え方が重要になってきます。

 

 

最後に

僕は以上の3つを考慮して株式投資を行っています。最後に大切なこととして、株価は「需要と供給」のみで決まります。株も通常のモノ同様に、欲しい人がいればいるほど、その価格は上がります。ですので、以上の3つを用いて、市場参加者の需要と供給を見極めることが非常に重要になってきます。

次回は、technical analysisについて解説していきたいと思います。