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インデックス投資で失敗してしまう5つの事例と対策方法を紹介

インデックス投資で失敗してしまう5つの事例と対策方法を紹介
インデックス投資で失敗してしまう5つの事例と対策方法を紹介

ローリスクな運用方法と言われるインデックス投資において、失敗してしまうケースはどのような場合なのでしょうか。本記事では、インデックス投資で失敗してしまう5つの事例と対策方法をわかりやすくご紹介いたします。

この記事で解決できること インデックス投資で失敗してしまう人の事例を学べる
インデックス投資で注意すべき対策方法を学べる

インデックス投資とは?

インデックス投資とは?

インデックス投資とは、特定の市場指数(例えばS&P 500、日経平均株価など)の動きに連動するように投資する方法です。簡単に言うと、個別の会社の株をピックアップして買うのではなく、上場している会社の銘柄を全て時価総額順にまるっと買って市場全体の成長の恩恵を受けようとする投資手法がインデックス投資です。

インデックス投資について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧くださいませ。

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インデックス投資で失敗し資産が増えない5つのダメな事例

インデックス投資で失敗し資産が増えない5つのダメな事例

インデックス投資で失敗し資産が増えない事例は以下の5つです。

・ ① 信託報酬や経費率が高すぎる 
・ ② 株価が下がったタイミングで積み立てをやめてしまう 
・ ③ 分配金が再投資型のファンドを選ばなかった 
・ ④ レバレッジ型のファンドに投資してしまった
・ ⑤ 気分に応じて投資額を変更してしまった 

以下で、順にご説明いたします。

インデックス投資の失敗例①信託報酬や経費率が高すぎる

インデックス投資の失敗例①信託報酬や経費率が高すぎる

インデックス投資の失敗例の一つ目は、信託報酬や経費率が高すぎるファンドを購入してしまったというケースです。

インデックス投資における信託報酬や経費率は、ETFやインデックスファンドなどの投資商品ごとに異なります。例えば、同じS&P500に連動するETFでも、信託報酬が0.1%のものや0.5%のものがあります。また、投資商品によっては、取引手数料や管理費用などの経費率が高くなる場合もあります。

これらの費用が高すぎる場合、投資家のリターンに悪影響を与えることがあります。例えば、年率1%のリターンが見込める投資商品のうち、信託報酬が0.5%の商品を選んだ場合、実質的なリターンは0.5%となります。同様に、取引手数料や管理費用が高くなると、それだけリターンが低くなることになります。

また、信託報酬や経費率が高すぎる投資商品は、長期的な投資には向いていません。例えば、数十年にわたって投資を継続する場合、数%の差がリターンに与える影響は非常に大きくなります。そのため、信託報酬や経費率が低く、長期的に運用することができる投資商品を選ぶことが重要です。例えば、銀行の窓口で販売されているような投資信託は信託報酬が高いものばかりですので避けましょう。

投資信託ETFについて詳しく知りかたは下記の記事をご覧くださいませ。

lifeisafarce.hatenablog.com

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インデックス投資の失敗例②株価が下がったタイミングで積み立てをやめてしまう

インデックス投資の失敗例②株価が下がったタイミングで積み立てをやめてしまう

インデックス投資の失敗例の2つ目として、株価が下がってタイミングで積み立てを辞めてしまうことが挙げられます。

インデックス投資は、市場全体の動きに連動するように投資するため、一時的な株価の下落によっても、長期的には安定したリターンを得ることができる手法です。しかし、投資家が株価の下落にパニックを起こして、積み立て投資をやめてしまうことがあります。 株価が下がったタイミングで積み立て投資をやめてしまうことは、投資家が感情的になってしまうことが原因です。株価が下落すると、投資家は損失を恐れて、積立金額を減らすか、一時的に投資を中止してしまいます。しかし、このような行動は、長期的なリターンに悪影響を与えることがあります。

実際に、歴史的なデータを見ると、株価は短期的に下落することがありますが、長期的には上昇トレンドにあります。つまり、株価が下がったタイミングで積み立て投資をやめてしまうと、長期的には機会損失を招くことになります。また、市場が回復した際に再び投資を始めると、再び高値で買い戻すことになり、リターンが低下することもあります。 

S&P500の株価の推移(1971年〜2023年現在)
S&P500の株価の推移(1971年〜2023年現在)

つまり、インデックス投資においては、長期的な視野で投資を行うことが重要です。一時的な株価の下落にパニックを起こさずに、定期的な積み立て投資を継続することが、長期的なリターンを確保するための鍵となります。

インデックス投資を裏付ける理論『現代ポートフォリオ理論』について詳しく知りたいからは下記の記事をご覧くださいませ。

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インデックス投資の失敗例③分配金が再投資型のファンドを選ばなかった

インデックス投資の失敗例③分配金が再投資型のファンドを選ばなかった

インデックス投資の失敗例の3つ目は、分配金に関して再投資型のファンドを選ばなかった場合が挙げられます。インデックスファンドには、配当金が再投資型のものと分配型の2種類があります。

分配金が支払われるファンドとは、投資家が保有するファンドが配当金を支払うことができるものであり、投資家は配当金を受け取ることができます。一方、再投資型のファンドは、配当金を再投資することができるため、長期的にはより高いリターンを得ることができます。

投資家が分配金が支払われるファンドを選んでしまうと複利効果を享受できないため、再投資型のファンドよりも低いリターンになってしまいます。また、分配金が支払われるファンドは、支払われる配当金に税金がかかるため、投資家が実際に受け取る金額が少なくなってしまいます。これに対して、再投資型のファンドは、配当金が再投資されるため、税金の対象外になり、長期的なリターンを最大化することができます。

さらに、分配金が支払われるファンドでは、投資家が自分で再投資を行わなければならないため、手数料が発生することがあります。一方、再投資型のファンドでは、再投資が自動的に行われるため、手数料を抑えることができます。

つまり再投資型のファンドを選ぶことによって、配当金が再投資されるため、長期的なリターンを最大化することができます。また、再投資型のファンドでは、手数料を抑えることができるため、投資家はコスト面でもメリットを得ることができます。

再投資を繰り返して複利の効果を受けることによってどのぐらい資産が増加するか気になる方は下記の記事をご覧くださいませ。

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インデックス投資の失敗例④レバレッジ型のファンドに投資してしまった

インデックス投資の失敗例④レバレッジ型のファンドに投資してしまった

インデックス投資の4つ目の失敗事例は、レバレッジ型のファンドに投資してしまったということです。

まず、レバレッジ型のファンドとは、投資家が保有する資産の額以上のポジションを取ることができるように設計されたファンドのことです。つまり、証券会社から借り入れたお金を使って、より多くの資産に投資することができます。この方法で投資を行うと、市場の値動きが大きくなると、より大きなリターンが得られることがあります。しかし、市場の値動きが小さい場合は、損失が大きくなることもあるため、高リスク・高リターンの投資手法となります。

一方、インデックス投資は、市場全体の動きに連動するように投資するため、リスクを抑え、安定したリターンを得ることができます。インデックス投資の魅力は、その低コストであり、資産運用の初心者でも簡単に始めることができるという点です。しかし、レバレッジ型のファンドに投資してしまうと、高いコストとリスクを伴うことになります。

また、レバレッジ型のファンドは、日々の値動きが大きいため、一時的な下落があった場合でも、損失が大きくなることがあります。さらに、レバレッジ型のファンドは、長期的には市場全体の動きに追随しないため、短期的な取引に適しています。つまり、長期的な投資には向いていないため、インデックス投資家がレバレッジ型のファンドに投資することは、リスクを高めることになります。

以上のように、インデックス投資家がレバレッジ型のファンドに投資することは、高いリスクを伴うことになります。インデックス投資の魅力は、その低コストと長期的なリターンであるため、安定した投資を行いたい場合は、レバレッジ型のファンドは避けましょう。

インデックス投資の失敗談⑤気分に応じて投資額を変更してしまった

インデックス投資の失敗談⑤気分に応じて投資額を変更してしまった

インデックス投資の失敗談の5つ目は、気分や感情に左右されて投資額を変更してしまったというケースです。気分や感情に左右されて投資額を変更することは、投資において最大の敵と言えます。

例えば、市場の下落により投資資産が減少した場合、パニックに陥って一時的に投資をやめてしまうことがあります。また、市場の上昇により利益を得た場合、得た利益に満足して投資額を増やすことがあるかもしれません。しかし、投資は感情的な判断ではなく、冷静な判断が必要です。気分や感情に左右されることで、本来得られるはずだったリターンを逃してしまうことになります。

さらに、投資額を変更することで、投資ポートフォリオのバランスが崩れてしまうこともあります。たとえば、インデックス投資において、株式ファンドと債券ファンドを組み合わせることで、リスク分散を図っている場合があります。しかし、気分によって株式ファンドに投資額を増やしてしまうと、本来のポートフォリオのバランスが崩れてしまい、リスクが増大してしまいます。

以上のように、インデックス投資家が気分や感情に左右されて投資額を変更することは、投資の失敗につながります。投資は冷静な判断が必要であり、感情的な判断によってポートフォリオのバランスが崩れることがないよう、一度決めたルールに従い、定額を定期的に積み立てていきましょう。

インデックス投資で失敗しないための5つの対策

インデックス投資で失敗しないための5つの対策

上記でインデックス投資で失敗してしまった事例をご紹介しましたが、それらを防ぐにはどのようにすれば良いのでしょうか。 インデックス投資で失敗しないための対策は以下の5つです。

・ 対策① ファンドの目論見書をしっかり読み信託報酬が一番安いファンドを選ぶ 

・ 対策②インデックス投資に関しては、評価額をこまめにチェックせずに放置した方が良い 

・ 対策③ インデックス投資の理論自体を学び直す 

・ 対策④収入と支出をコントロールして毎月の入金力を上げる。

・ 対策⑤クレジットカードによる自動積立の設定をする 

以下で、順にご説明いたします。

対策① ファンドの目論見書をしっかり読み信託報酬が一番安いファンドを選ぶ

対策① ファンドの目論見書をしっかり読み信託報酬が一番安いファンドを選ぶ

インデックス投資で失敗しないための対策の一つ目は、ファンドの目論見書をしっかり読み信託報酬が一番安いファンドを選ぶということです。

目論見書とは、ファンドの運用方針や投資対象となる資産、信託報酬などが記載されており、投資家がファンドを選ぶ上で重要な情報を提供しています。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の目論見書の画像

また、目論見書に記載がある信託報酬をしっかり確認して、他のファンドと比較検討した上で、信託報酬が一番安いものを積立することも重要です。 信託報酬や経費率が低いお薦めの投資信託ETFについては下記の記事をご覧くださいませ。

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対策②インデックス投資に関しては、評価額をこまめにチェックせずに放置した方が良い

対策②インデックス投資に関しては、評価額をこまめにチェックせずに放置した方が良い

インデックス投資で失敗しないための対策の2つ目は、評価額をこまめにチェックせずに放置するということです。

インデックス投資において、評価額をこまめにチェックすることが良くないという考え方があります。なぜなら、インデックス投資は長期的な視野で行うことが推奨されており、短期的な価格変動に左右されることが少ないためです。

まず、インデックス投資は、長期的な市場全体の成長に着目しています。市場全体の成長に合わせて投資家の資産も増えるため、評価額が短期的に下がったとしても、長期的な視野で見れば上昇することが期待されます。そのため、短期的な価格変動に左右されず、評価額をこまめにチェックする必要はありません。

また、評価額をこまめにチェックすることで、心理的な影響を受けてしまうことがあります。市場が下落した際に評価額をチェックすると、損失を実感し、急激な判断や行動をとってしまうことがあります。

しかし、インデックス投資は長期的な視野で行うものであり、一時的な価格変動に左右されることはありません。そのため、あえて評価額をこまめにチェックしないことで、心理的な影響を受けず、継続して積み立ててリターンを最大化させることができます。

対策③ インデックス投資の理論自体を学び直す

対策③ インデックス投資の理論自体を学び直す

インデックス投資で失敗しないための対策の3つ目は、インデックス投資の理論自体を学び直すということです。インデックス投資においては、長期・分散・積立の3大原則が非常に重要ですが、なぜ重要なのかを改めて理論から学び直すと、積み立ての途中で変に自分の解釈で誤った判断・行動をしてしまうことを防ぐことができるでしょう。

インデックス投資の裏付けとなる現代ポートフォリオ理論について詳しく知り方は下記の記事をご覧くださいませ。

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対策④収入と支出をコントロールして毎月の入金力を上げる。

対策④収入と支出をコントロールして毎月の入金力を上げる。

インデックス投資で失敗しないための対策の4つ目は、収入と支出をコントロールして毎月の入金力を上げるということです。

例えば、一度毎月1万円をインデックス投資に回すというルールを決めたのであれば、毎月を1万円を投資用の銀行口座に入金してしまって、残りの額で生活費などの支出をまかなうというやり方も良いでしょう。

インデックス投資はどうしても市場平均以上を狙うことは難しい投資手法であるため、毎月の入金力が非常に重要です。そのため、家計簿をつけることによって支出を管理し、収入と支出の差額を積極的に投資に回すことが大切です。

自動で家計簿をつけて、収入と支出をコントロールするやり方に関しては、下記の記事をご覧くださいませ。

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対策⑤クレジットカードによる自動積立の設定をする

対策⑤クレジットカードによる自動積立の設定をする

インデックス投資で失敗しないための対策の5つ目は、クレジットカードによる自動積立の設定をするということです。

インデックス投資には、毎月一定の金額を積み立てることが重要です。しかし、自分で毎月振り込むのは面倒くさいと感じる人も多いでしょう。そこで、クレジットカードによる自動積立が便利な方法として注目されています。

クレジットカードによる自動積立とは、クレジットカードで決済した金額から、自動的に一定額を積み立てる仕組みです。自動的に積み立てることで、毎月の投資額をコントロールしやすく、積立額の増加により複利効果も期待できます。

自動積立を利用することで、投資額を忘れずに積み立てることができ、無理なく投資を続けることができます。また、クレジットカードでの決済であるため、ポイント還元の恩恵も受けられるため、メリットは多岐にわたります。

最近では、投資信託会社や証券会社が提供する自動積立サービスが充実しており、簡単に利用することができます。自動積立をする上で、筆者のおすすめするクレカは『楽天カード✖︎楽天証券』または『三井住友カード✖︎SBI証券』です。詳細を知りたい方は下記の記事をご覧くださいませ。

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また新NISAに関して詳しく知りかたは下記のページをご覧くださいませ。

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まとめ

以上、本記事をまとめますと下記になります。

インデックス投資の失敗事例 ・ ①信託報酬や経費率が高すぎる 
・ ②株価が下がったタイミングで積み立てをやめてしまう 
・ ③分配金が再投資型のファンドを選ばなかった 
・ ④レバレッジ型のファンドに投資してしまった
・ ⑤気分に応じて投資額を変更してしまった 

インデックス投資で失敗しないための対策方法 ・ 対策① ファンドの目論見書をしっかり読み信託報酬が一番安いファンドを選ぶ 
・ 対策②インデックス投資に関しては、評価額をこまめにチェックせずに放置した方が良い 
・ 対策③ インデックス投資の理論自体を学び直す 
・ 対策④収入と支出をコントロールして毎月の入金力を上げる。
・ 対策⑤クレジットカードによる自動積立の設定をする 

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。本記事が投資を勉強する上で、参考になりましたら望外の喜びでございます。ブックマークへの追加やTwitterやネットでの拡散も大歓迎です。

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