キャッシュレス決済を利用したいけれど、種類が多すぎてどれがいいのかわからない方は多いと思います。本記事では、キャッシュレスの決済方法を還元率や導入店舗数をもとに比較し、ベストな決済方法をご紹介いたします。
- キャッシュレス決済方法を選ぶ際の4つの比較ポイント
- キャッシュレス決済のサービス比較 10種類
- 筆者が利用する一番おすすめの決済方法は『モバイルSuica × ビックカメラSuicaカード』
- 導入店舗数が一番のPayPayもおすすめ(特にキャッシュレス決済初心者)
- キャッシュレス決済アプリの支払い先は絶対にクレジットカードがおすすめ
- キャッシュレス決済を利用することによって財布が不要に
- まとめ
キャッシュレス決済方法を選ぶ際の4つの比較ポイント
筆者が考えたキャッシュレス決済を選ぶ比較ポイントは下記の4つです。
- ②ポイント還元率の高さ
- ③年会費がかからない
- ④会計にかかる時間の少なさ(会計がスムーズか)
以下、それぞれについてご説明いたします。
選ぶポイント1:導入店舗数の多さ
まず、キャッシュレス決済を選ぶ1つ目のポイントは導入店舗数の多さです。導入店舗数が多いキャッシュレス決済を選ぶと主に2つのメリットがあります。
1つは、複数のキャッシュレス決済を管理しなくて済む点です。これは、家計簿管理や支出管理の負担が減ります。マネーフォワードfor住信SBIネット銀行を用いて無料で家計簿管理を自動化する方法に関しては下記の記事をご覧くださいませ。
2つ目は、ポイントが貯まりやすくなるという点です。導入店舗数が多いということは使用できる機会が多くなり、ポイントが貯まりやすくなります。
選ぶポイント2:ポイント還元率の高さ
キャッシュレス決済を選ぶポイントの2つ目は、ポイント還元率の高さです。ポイント還元率とは、利用額に対してどのくらいポイントが付与されるかを表す数字で0.5%がほとんどで1%以上になると高いと言えます。
また、キャッシュレス決済とクレジットカードの併用でポイントの二重取りができるものもあります。
・ 楽天カード:楽天キャッシュにチャージして楽天ペイを使えば1.5%ポイント還元
・ PayPayカード:PayPayあと払いで設定してPayPayを使えば1.5%ポイント還元
・ ビックカメラSuicaカード:支払い先をビックカメラSuicaカードにすれば1.5%ポイント還元
選ぶポイント3:年会費がかからない
キャッシュレス決済を選ぶ3つ目のポイントは年会費がかからないかどうかです。現在は年会費のかからないキャッシュレス決済が多いため、年会費のかかるクレジットカードなどをわざわざ選択するメリットは少ないかもしれません。
選ぶポイント4:会計にかかる時間の少なさ(会計がスムーズか)
キャッシュレス決済を選ぶ4つ目のポイントは会計がスムーズかどうかです。キャッシュレス決済には、クレジットカード・非接触型(QUICPayやモバイルSuica)・QRコード(PayPayや楽天Payなど)の3つの決済方法があります。
お会計は早ければ早いほど便利ですよね?そんなキャッシュレス決済のスピードを調べた実験結果がこちらです。 下図からもわかるように、非接触型はアプリを起動しなくてもお会計できるのでお会計にかかる時間が一番短いです。
 引用元:JCB公式ページ
キャッシュレス決済のサービス比較 10種類
次にキャッシュレス決済サービスを、還元率や導入店舗数、会計の時間をもとに比較し、下記の表にまとめました。
決済方法 | 還元率 | 導入店舗数 | 会計の時間 |
---|---|---|---|
PayPay | 0.5~1.5% | 374万 | △ |
楽天ペイ | 1.0〜1.5% | 500万以上 | △ |
モバイルSuica | 0.5〜1.5 % | 226万 | ◯ |
d払い | 0.5% | 438万 | △ |
QUIQ Pay | 0.5〜1.% | 188万以上 | ◯ |
nanacoモバイル | 0.5% | 103万 | △ |
au PAY | 0.5% | 538万 | △ |
メルペイ | 0% | 264万 | △ |
LINE Pay | 0.5% | 309万以上 | △ |
クレジットカード | 0.5〜1% | 3850万以上 | △ |
※参考
- PayPay 公式プレスリリース
- 楽天公式プレスリリース
- JR東日本 決算資料
- docomo 決算資料
- nanaco公式サイト
- au PAY 公式プレスリリース
- Merpay公式プレスリリース
- LINE PAY 公式ブログ
筆者が利用する一番おすすめの決済方法は『モバイルSuica × ビックカメラSuicaカード』
筆者が一番おすすめするのはモバイルSuica × ビックカメラSuicaカードの組み合わせです。利用している人やおすすめしているサイトは少ないですが、なぜ筆者が『モバイルSuica × ビックカメラSuicaカード』の組み合わせが一番おすすめなのかを下記で順番にご説明します。
モバイルSuicaのメリット① 利用可能な店舗数が比較的多い
モバイルSuicaのメリットの一つ目は、利用可能な店舗数が226万店舗と比較的多いことです。モバイルSuicaは交通機関はもちろん、セブン&アイHLDGS系列やスターバックス、マクドナルドといった大手飲食店で利用可能です。お買い物や交通機関の支払い方法を一つにまとめられるのは非常に便利ですよね。
モバイルSuicaのメリット② 支払い先をビックカメラSuicaカードにすればポイント還元率1.5%
モバイルSuicaのメリットの2つ目は、支払い先をビックカメラSuicaカードにすることによってポイント還元率が1.5% になることです。ビックカメラSuicaカードは、ビューカードとビックカメラが提携して作られたクレジットカードです。
ビックカメラSuicaカードでモバイルSuicaにチャージするだけで1.5%のJRE POINTが貯まることや、ビックカメラでの利用で最大11.5%ものポイントが貯まる還元率の高さがとても魅力的です。 なお貯まったJRE POINTはそのままモバイルSuicaにチャージすること可能ですのでポイントの使い道にも困りません。
モバイルSuicaのメリット③ 会計がスムーズ(スマホの画面を閉じたまま会計可能)
モバイルSuicaのメリットの3つ目は、会計がスムーズということです。 「PayPay」や「楽天Pay」はアプリを開かないと決済はできませんが、モバイルSuicaはアプリを開かなくとも決済することが可能です。急いでるときや荷物を持っている状態でも、決済できるので非常に便利ですよね。
筆者は上記のような会計のスムーズさなどを重要視します。よりミニマルで合理的な生き方について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧くださいませ。
モバイルSuicaのメリット ④ オートチャージ機能がある
モバイルSuicaのメリットの4つ目は、オートチャージ機能があることです。 モバイルSuicaのオートチャージとは、残高が設定した金額以下になると、改札入出場時に設定した金額が自動的にチャージされる機能です。
例えば「残高が1000円を下回ったら2000円チャージする」と設定します。 すると、改札入出時に残高が900円だった場合、自動的に2000円チャージされ、2900円になるということです。 自動的にチャージが行われるため残高不足になる不安や、チャージするといった手間を省けます。
モバイルSuicaのメリット⑤ 通信圏外でも利用可能
モバイルSuicaの最後のメリットは、通信圏外でも利用可能ということです。モバイルSuicaは端末に電源さえ入っていれば、通信が繋がらない場合でも、残高決済や定期券などの利用が可能です。
例外として、店舗やタクシーなど事業者側が通信障害の影響を受けている場合は、残高決済も含めてモバイルSuicaを利用できません。これはモバイルSuicaに限らず、ほぼすべてのキャッシュレス決済が影響を受けるので注意が必要です。 筆者は、スマホを用いたキャッシュレス決済が使えない場合を想定して、スマホ裏にカードケースを貼り付けて、クレカ1枚と1万円札1枚を常に忍ばせています。詳細に関しては下記の記事をご覧くださいませ。
ビックカメラSuicaカードのメリット① 年会費が実質無料
ビックカメラSuicaカードのメリットとして、年会費が実質無料です。というのもビックカメラSuicaカードの年会費は初年度の年会費は利用有無にかかわらず無料です。さらに2年目以降は、年1回のご利用で、次年度の年会費524円(税込)も無料になります。すなわち、毎年1回以上利用すれば実質年会費が永年無料になるということです。
導入店舗数が一番のPayPayもおすすめ(特にキャッシュレス決済初心者)
特にキャッシュレス決済初心者にはPayPayもおすすめです。下記で、PayPayがなぜキャッシュレス決済初心者におすすめなのかをメリット・デメリット別にご説明します。
PayPayのメリット① 利用可能な店舗数が多い
paypayのメリットの1つ目は利用できる店舗が他のキャッシュレス決済と比べて多いということです。PayPay 公式プレスリリースによると加盟店数は2022年6月末時点で374万カ所となっています。
PayPayのメリット② 送金機能の利用や出金も可能
PayPayの2つ目のメリットは送金機能の利用や出勤も可能ということです。 PayPayには送金機能が付いており、手数料無しで簡単に友人や家族とお金の貸し借りができます。加えて、お金の貸し借りは履歴が残るため、トラブル防止にも繋がります。
また、PayPayはPayPay内の電子マネーを出金することが可能です。具体的に、本人確認と出金先の銀行口座指定をすることで、PayPayマネーを指定した口座に振り込みすることができます。
PayPayのメリット③ PayPayあと払いでチャージ不要&金利0%で後払い
PayPayのメリットの3つ目は、PayPayあと払いを利用することで、チャージ不要でPayPayを利用できることです。そうすることで、毎回、お支払いの際に前に残高を確認して、事前にチャージをする必要性がなくなります。
また名前が『あと払い』となっているが故に、リボ払いや分割払いなど手数料のかかる支払い方法だと思われがちですが、PayPayあと払いには手数料や金利がかかりません。手数料無料で当月利用した支払いを翌月27日にまとめてお支払いできるのは非常に便利ですよね。
PayPayのデメリット① ポイント還元率が0.5%と低い
PayPayのデメリットとしては、デフォルトの還元率が0.5%と、他のキャッシュレス決済と比べて低いです。しかし、普段からPayPayで決済する人はPayPayステップで最大1.5%まで還元率をUPさせることが可能です。
条件としましては、カウント期間中(前月1日0:00〜同月末日23:59まで)に下記の全てを達成する必要があります。
2. PayPayまたはPayPayカード、PayPayカード ゴールドで合わせて10万円お支払い
PayPayは Amazon・NETFLIX・電気代や税金などの支払いにも使えるため、Paypayをメインに利用している方にとっては比較的達成しやすいかと思います。
PayPayのデメリット② 支払い先を楽天カードにすることができない
PayPayの2つ目のデメリットは、支払い先を楽天カードにすることができないという点です。クレジットカードでPayPayにチャージできるのは、PayPayカード・ヤフーカードのみになります。
楽天カードは非常にシェア率が高く、利用者も多いためPayPayにチャージできないのはデメリットと言えるでしょう。※楽天さんとソフトバンクさんがモバイルやフィンテック事業、通販事業でゴリゴリの競合となっているが故に、PayPayでは楽天カードが登録できないといった事象が発生しているのだと思われます。
キャッシュレス決済アプリの支払い先は絶対にクレジットカードがおすすめ
Paypayや楽天payなどのキャッシュレス決済アプリの支払い先には、銀行口座やクレジットカードなどがありますが、クレジットカードを利用することを強くお勧めします。
理由はポイントを2重取りすることができたり、支払いを金利0%で最大60日分遅らせることができるからです。詳しくは、下記の記事をご覧くださいませ。
キャッシュレス決済を利用することによって財布が不要に
キャッシュレス決済を利用することによって、現金でのやり取りがなくなるため財布を持ち歩く必要がなくなります。外出する時の持ち物もスマホ一つになるのは便利ですよね。
詳細を知りたい方はこちらの記事をご覧くださいませ。
まとめ
以上、本記事をまとめますと下記になります。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。本記事がベストなキャッシュレス決済を判断する上で、参考になりましたら望外の喜びでございます。ブックマークへの追加やTwitterやネットでの拡散も大歓迎です。
引き続き何卒宜しくお願い致します。